* 性能発注方式の普及に向けた取組み * 

2022年12月10日に開催された文部科学省認可技術士協同組合の研究会合で、「性能発注方式の普及に向けた取組み」を講演しました。
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全国の自治体では、公共工事発注時に問題続出の仕様発注方式に加えて、性能発注方式を導入するために「◯◯市設計・施工一括発注方式(性能発注方式)実施要綱・要領」を整備する動きが20年以上前から継続しているところです。しかし、実施要綱・要領の中で、性能発注方式の対象として想定した工事が高度過ぎる(これでは、性能発注方式がその真価を発揮しやすい道路補修工事や水道管更新工事などの日常的な工事が全て対象外になってしまう)ことが直接の原因となり、どの自治体でも性能発注方式の導入は殆ど不発のままです。最大の問題は、公共工事の発注に先立ち策定しなければならない予定価格について、確定した詳細仕様に基づく緻密な積算に依るものでなければ法令上の規定に反する、といった国土交通省による勘違いが全国の自治体に浸透していることです。このことの当然の帰結ですが、どの自治体でも、性能発注方式では詳細な施工図面に基づく緻密な積算に依る予定価格が策定できないことを理由として、性能発注方式を忌避してしまっているのです。そこで、講演では、仕様発注方式に起因する全ての問題を解決できる性能発注方式を普及させる上で、国土交通省による勘違いを払拭することが必要不可欠であり、どのようにしたら払拭できるのか、払拭後の「性能発注方式での予定価格」はどのように策定したら良いのか、などについて、この一年間の取組み状況(執筆、講演、首相官邸等への意見具申など)を具体的に説明しました。

 

 

講演資料は、下記のクリックでご覧頂けます。