自治体における包括的民間委託による

 

インフラメンテナンスの課題と展望 

公益社団法人日本技術士会が発行した月刊『技術士』2025年6月号の「社会への発信」コーナーに、私が執筆した「自治体における包括的民間委託によるインフラメンテナンスの課題と展望」が掲載されました。

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   【 記事の要旨 】

包括的民間委託は、複数の業務を包括して複数年契約で委託するものであり、自治体のインフラメンテナンスでは下水道分野を中心に活用が図られている。

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しかし、インフラメンテナンスに必要な工事に係る業務は、殆どの自治体で包括的民間委託の対象業務に含めず、工事ごとに別途発注している。

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例外は千葉県柏市であり、下水道管路施設の工事を含めた包括的民間委託を実現している。

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この柏市の事例は、令和9年度以降、社会資本整備総合交付金交付対象事業の要件に追加されるウォーターPPPに向けて、全国のモデルとなるものである。

 

   【 記事の目次内容 】

1 はじめに

2 包括的民間委託について

 2.1 包括的民間委託の位置付け

 2.2 自治体における包括的民間委託の導入状況

 2.3 ほとんどの包括的民間委託で「工事」は対象外

3 柏市公共下水道管路施設包括的予防保全型維持管理業務委託

 3.1 柏市の第二期5カ年事業の全体的枠組み

 3.2 柏市の第二期5カ年事業の要求水準書

  (1) 詳細設計業務に係る記載の要点

  (2) 改築施工業務に係る記載の要点

 3.3 柏市の第二期5カ年事業の基本契約書

4 ウォーターPPPに向けて

 4.1 ウォーターPPPとは?

 4.2 ウォーターPPPに向けた取り組み方

5 おわりに

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